堤瞳子プロフィール

身近な自然と生き物に触れて

こころと体の絆を深める

てらこや自然塾

代表 堤瞳子(つつみとうこ)

(経歴)

兵庫県宝塚市出身。

神戸市西区の金勝寺を拠点に

動物や鳥、微生物や菌と触れ合い、身近な自然探しや手作り発酵食など

癒されて元気になる」セミナーやワークショップを開催している。

生き物が大好きで川や野山を駆け回る少年のような幼少期を送る。

ついたあだ名は動物好きのムツゴロウさんをもじって「ミツゴロウ」。

ごっこ遊びやドッチボールよりも野性的な遊びが大好きな子供だった。

大学卒業後、院へと進学するも連日の動物実験に精神的に疲れ、体と心が悲鳴をあげて休学。

日常の記憶がなくなる心の病だった。

治療法が見つからないため、病院を転々とし続けるが治療してくれる病院は見つからなかった。

症状を抑えるために1日に40錠以上も薬を飲まなければならず薬の副作用に苦しむ中、復帰を諦めて中退する。

自信も夢も失ってしまい、家族にあたり、一人もがく日々が2年続いた。

徐々に外出できるようになり、病気を隠しながら3つの仕事を掛け持ちしながら生活する。

その後結婚をし、妊娠を機に投薬治療をやめると決断。

薬を飲むのをやめたところ体調がみるみる改善し、薬を飲まずに回復する。

記憶の欠けもなくなり不安のない日常が戻る。

無事に出産し、育児と家事に奮闘する中、

生後4ヶ月の頃に子供に異変が起こる。

嘔吐と下痢を繰り返し、身体中に発疹が出てかきむしる。

血液検査で重度の食物アレルギーであることが判明した。

乳製品、卵、小麦、果物、ナッツ類、青魚。

加えて動物、鳥、ハウスダスト、ダニ、植物系のアレルゲンにも反応があると判明。

特に卵の値は振り切れておりレベルは最悪だった。

ステロイド軟膏を処方されたが、

薬の副作用に悩んだ経験から薬に抵抗があった。

しかし幼い子どもの辛そうな状態に止むを得ず塗ることにした。

翌日、驚くほど真っ白に綺麗になった

子どもの肌を見て、そのあまりの効果に逆に恐怖を感じた。

小さい子に一晩でこんな変化を与えるものを使っていいのか?

本当はもっと、体に優しい治療法があるのではないか?

薬はそれきり塗るのをやめた。

安心して食べさせてあげられるものがほとんどなく、

痒さで体を引っかかないように毎晩手足を抑えて眠る。

医師に「虐待だ!」と責められながらも自分の直感を信じ、

子どものアレルギーを自然に治す方法について自ら研究した。

アレルギーについて調べる中で菌が鍵を握っていることに気がつくが

具体的にどうすればいいかわからず悩んでいた。

その後離婚をし、シングルマザーとしてバリバリと働くが、

ある日突然糸が切れたようにパニック障害を発症する。

投薬治療を始めるが、以前よりも副作用が強く

身動きが取れないほど体調が悪化する。医師から

あなたには投薬治療はできないと言われる。

何ヶ月も一人では外出できない日々が続いたが、

外に出る機会を作ろうと市民農園を借り、

子どもと一緒に無農薬・無肥料での家庭菜園を始める。

土や植物、小さな生き物に日常的に触れ、

自分で育てた野菜を食べることでこころと体のバランスが整い

いつしかパニック障害は消えていた。

同時に食物アレルギーについて独自の研究を重ねた。

自分で卵を孵し、家庭菜園で採れた野菜を

発酵させてつくった自家製発酵飼料だけで育てた。

驚くことにそうして育てた鶏の卵を食べてもアレルギーの症状は出なかった。

しかし市販の卵ではまだ症状が出る。しばらく除去食は続いた。

さらに動物を飼うことは禁止されていたが、

あえて多種類の動物を自宅に飼い、自由に触れさせるようにした。

小学校に上がっても除去食を続ける必要があると言われていた娘。

転居で保育所が変わるとき、提出書類のため血液検査を渋々受けた。

アレルギーもアトピーも既に完治しており、医師には驚かれた。

2017年、小学校に上がった娘はみんなと食べる給食が一番楽しみだという。

原因は一つではないとは思うが、自然にアレルギーが治ったことは確かだった。

現在、幼少期から培ってきた自然や生き物についての知識と、

自身の闘病経験、子どものアレルギー研究の体験から

こころと体の絆をテーマにセミナーやワークショップを開催している。

実績~イベント~

2016年4月@伊丹市 鶏の卵の色々~ヒヨコが生まれるまで~

2016年5月@神戸市北区 在来種(エアルーム)の種の交換会

2016年8月@金勝寺 日本ミツバチの生態と百花蜜採り体験

2016年10月@神戸市西区 食べられるどんぐり拾いとアレンジ料理の会

2016年12月@高津橋小学校 モンゴル発祥の発酵飲料コンブチャ(紅茶キノコ)の試飲会

2017年1月@金勝寺 日本に一蔵しかない蔵付き玄米糀と自然栽培大豆で仕込む味噌作りワークショップ

2017年2月@宝塚市 日本に一蔵しかない蔵付き玄米糀と自然栽培大豆で仕込む味噌作りワークショップ

2017年4月@金勝寺 春の野草と桜の酵素シロップ作り

無理をしがちな現代社会に生きる

ビジネスマン、パパママ、子どもたちを対象に

「命を大切に扱う心」と「自分を大切にする心」を育むイベントを主催している。浄土真宗のお絵かき僧侶でもある。

(趣味)

好きな事はやはり動物や植物にまつわる事。ペットや家畜ではなく、野生のものに興味がわく。狩猟免許を持っているが、まだ自分で狩った事はない。趣味は車とバイク。サーキットや林道によく出没する。

特技は動物を寄せてしまう事。野鳥、野生動物でさえ、怪我をするとなぜか我が家にやってきてしまうようだ。自重しているが、卵を還すのが得意。天然記念物の鶏などを定期的に増やしている。種の保存・保護、生き物の世話にはライフワークとして息をするように取り組んでいる。自宅で7種類以上の動物たちと生活する。